觀後感

中華ドラマ、映画の私的感想集。

《文雀》(英語:Sparrow) 邦題:『スリ』

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《文雀》(英語:Sparrow)
邦題:『スリ』
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2008年香港電影,杜琪峯作品。
任達華、林熙蕾、盧海鵬、林家棟、林 雪、羅永昌、張滿源。

 

私としたことが、今まで、見てなかった😅香港映画ファンとしたことが💧
何故か、ずーっと怖い映画かと勘違いしていて😅(←💧すまんです😅)

 

この監督て、杜琪峯監督でした😝

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棋(任達華)は、プロのスリ(スリのことを「文雀」と呼ぶらしい😅)。彼と、彼の三人の仲間(林家棟、羅永昌、張滿源)、優れたスリのテクニックを持つ彼等は気ままに生活していた。ある日、謎めいた美女(林熙蕾)がそれぞれ四人の側に現れる。実は彼女は、四人の力を借りてスリの先輩、傅劍堂(盧海鵬)の手から重要なものを取り戻してもらいたいという目的で、四人に近づいてきていたのだったが……
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2008年の作品で、日本では劇場公開されずにそのままDVD になったとか。

 

いやあ、それにしても、2008年の時点でこんなに香港色の濃い映画✨を撮ろうとした杜琪峯監督の目線がスゴ~いっ...!

発展速度の速い香港を残しておきたかったから、という視点。
中環から上環、縦横にカメラが巡る。😍✨👍
(←それだけで、私、もう目がキラキラ😍✨
いやはや、今の香港を見れば、この時の監督の視点に間違いなかったことがわかります!💪👍
今、公開中の《七人樂隊》へ通じていくものがあるような気がする。🤔いまこそ、この映画を見直すと良いと思う!)  

 

自転車に乗りながら街を撮る棋(任達華)f:id:hangji3:20221104033558j:image


 

映画は、杜琪峯監督色満載で、セリフが、劇的に少ない😅


《鎗火》《放.逐》のトーン、これらを見た方で、好きな方はわかると思うんですが、あの雰囲気ですよ!監督の手法、街並みを走る空間で語る、独特の感じが面白い!😍✨
役者の動作やセリフで語らせるんじゃないんですな。すごーい。。👍✨😆

 

とりわけ、ラストのセリフ無し対決10分シーン、ここって、『シェルブールの雨傘』にインスパイアされた、て、ほんとですか!スゴくないすかそれ!😳😳👏✨いや、これは是非見てほしい!


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登場人物達、棋の任達華、震波の林家棟、もちろんしっかりそつなく役をこなして、彼等に幾らか強めに焦点あたってるけど、でも登場人物達よりも、これは監督の描く映画でしょう。 

 

劇的な盛り上がりとか特にないんだけど、
四人のスリのオヤジ達のわちゃわちゃする友情も面白い😁

 

個人的には、四人のスリのオヤジ達がいつも集まって早茶をしばいている茶餐廰がスゴ~くいわゆる香港の茶餐廰で(タイルの床とか、二階への階段とかね😁)、あー私もここに行って茶しばきたい!😍😆て思っちゃいました😋(←調べたら『祥利茶餐廰』すでに閉店だそうな。。😭)

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ストーリートーンは、軽めで楽しいです、細蘇(羅永昌)が女装して出てきたシーンは一瞬誰だか分からなかったし(笑)←ココ大爆笑!似合う!😂

 

 

杜琪峯監督らしく、香港の色が濃く満ちているけれど、軽めな手法で語られている作品。

 

ここで感想たくさん書かなくてもいいかな、と思ったのは、なんとなく、《七人樂隊》へ繋がっていくものがあるように思ったので。

いまこそ、この映画を見なおしてみるといいかも😚👍


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棋(任達華)
鍾珍妮(林熙蕾)
傅劍堂(盧海鵬)
震波(林家棟)
細蘇(羅永昌)
小馬(張滿源)
阿龍(林 雪)
扒手(李日昇)
傅劍堂手下(魯振順)
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